2013/09/30

わたしのアイドル

初回放送期間に全話きちんと見た朝ドラは初めてだったので、まずそれに満足。
朝ドラに限らずドラマってリアルタイムで見るってことも大切なんだなって再確認。
放送前、このポスター()を電車の中で見なければ一話から追っかけてなかったかもしれない。
わたしのあまちゃん最優秀賞はアキ!ウニ!海!のポスターとオープニング曲。

アキとユイ、2人揃えば名シーンでしたが
特にお祭りの時の「ユイちゃんみてるとオラも明日から頑張っぺって思うんだ」と
「めんどくさいユイちゃん、おかえりッ」「ただいまッ」は最高峰。
「泣くなッ」「叩くから泣くんだべ!!1日2回もッ」の春子とアキの怒りもふるえたし、
最終回のトンネルのシーンもキラッキラ!!アイドルだった。

特にこのドラマではじめて知った若手陣は浮っついてなくてキリッとしてて
みんな可愛いカッコイイだけじゃない!!それが希望!!

「かぐや姫()」に向けて高畑勲監督作品を何作か観ているのですが
いつの時代もハイジが見たい!!
「あまちゃん」は久々にハイジを思わせる心地良い作品でした。

来週からは全話きちんと見たかった「ちりとてちん」の再放送が始まるので楽しみです。
あと「おはなはん」「マー姉ちゃん」「芋たこなんきん」「カーネーション」再放送希望!!

2013/09/11

ドラマティック開会式

2004年に開催されたアテネオリンピック開会式ほど美しい開会式を見たことがない。

Athens 2004 Opening Ceremony ()

オリンピックの開会式や閉会式が大好きです。
このときはビョークが出演すると知り、ビョーク目当てで見ていたのですが想像を超える素晴らしさで
最初から最後まで感動しっぱなしだったことを鮮明におぼえています。
海に浮かぶ白い彫像、古代壁画を見ているかのようなパレード
愛の神エロスが空を舞う姿はキャシー・リグビー()もビックリな身体能力!!美しさ!!
ギリシャ神話と歴史を織り交ぜた壮大でドラマティックなパフォーマンスです。

美術監督は前衛的な演出家ディミトリス・パパイオアノウ(
コスチュームデザインはソフィア・ココサラキ。
終盤はこの開会式のために書き下ろされた「オーシャニア」を歌うビョークのドレスの裾が
会場中心に集まった選手たちの頭上に広がり、やがて包みこむようにひとつの海になります。
芸術性のある幻想的な場面です()。

ロンドンのような力技は効かないけれど
アテネのような路線でいくなら東京でもドラマティックな開会式が見られるかも。
イデビアン・クルー()や康本雅子のような振付良いです。
そして才能豊かな演出家、舞台美術、衣装に期待です。

「エッグ()」にちなんで野田秀樹がやってくれたら嬉しい衝撃!!
とかなんとか言いながら今後もひとりコンペ開催してしまいそうです。

2013/09/10

宮崎版イーハトーブ町みてみたい

宮崎駿監督の引退会見を見ました。

今後は「千と千尋の神隠し」の頃に言ってた町づくり(参考資料「虫眼とアニ眼」)と
ジブリのスタジオ()や美術館()のような建物づくりを手掛けてくれたら面白いのにナァと思いました。

ジブリ美術館の素晴らしいところは
天井やステンドガラス、ケーキが乗ったお皿の中、トトロぴょんぴょん等、
ジブリのキャラクターは上品にひっそりと佇んでいるところです。
入口のトトロもネコバスも屋上庭園のロボット兵もひっそりと。
キャラクターよりも建物が主役のような気がして素晴らしいなと思います。

引退会見で「美術館には今後も関わらせてもらいたいと思ってます。」と言ってて安心。
そして言葉を濁していた「前からやりたかったこと」とは何なのか?とても楽しみ。
宮崎駿監督の周りはいつまでも古風であってほしいと願います。


2013/09/02

映画 「東京上空いらっしゃいませ」

今年はミランダ・ジュライやあまちゃんなど夢中!!の多い年ですが相米慎二監督作品もそのひとつです。
去年の終わりにWOWOWで特集が組まれ(ほぼ)全作品見ることができました(うれしい!!)。
今年のはじめは「甦る相米慎二()」もありました。
上映後のトークショーも豪華で最終日の「あ、春」と「お引越し」の回を鑑賞しました(よかった!!)。

興味を持つきっかけになったのは2~3年前にファミリー劇場で見た「東京上空いらっしゃいませ」なので最近です
このタイトルはとってもインパクトあって、知っていたけど
牧瀬里穂と言ったら「沖田総司は、Bカップ。」(幕末純情伝)や「つぐみ」でした。

大人になって観てみてびっくり最高な…!!
マンションの最上階、adidasのSUPER STAR、L.L.Beanのトート、川越の街、Dairy Queen、芝浦の倉庫街…
ディテールもたまりません。
繰り返し流れる「帰れない二人」が切なくて、この映画の魅力のひとつです。
歌声は吹替らしいのですが(美声!!)牧瀬里穂の笑顔とダンスにピタッとはまっていてすてきです()。
また冒頭のキャンペーンの場面で流れるバージョンも資生堂COSMO()な雰囲気で好き。
この映画をはじめ、相米作品の関係者解説副音声付きのDVD発売を願っています。

主人公の洋服、持ち物、暮らしている街、家、間取り
隅から隅までずずずい~っと大好きになっちゃう映画が何作かあるのですが
「東京上空いらっしゃいませ」もそのひとつになりました。

公開から23年経っているけど「東京上空いらっしゃいませ」の風景はどうなっているのかな?と思い
先日、川越に行って来ました(つづく)。


川越 映画「東京上空いらっしゃいませ」の風景



ユウが降りた駅

ユウが降りた駅(別角度)
川越駅そばの踏み切りから撮影しました。
映画の中の駅舎は改築前の姿です。

ユウが歩いた道
新河岸川沿いの道で見立寺が目印です。
この近くにイヌとパンダがジっとみつめてくる公園()があります。

ユウが豊と再会した橋
見立寺のすぐそば、菓子屋横丁にも程近い場所にある見立橋です。
映画の中と同様、交通量の多いところでした。


ユウの実家

 ユウの実家(正面)


ユウの実家(別角度)

ユウの実家(別角度)
どの角度から見ても絵になる邸宅です。
映画の中では外観のみならず玄関、廊下、2階の部屋、庭など拝見することができます。
おそらくセットではないと思うのですがどうですか?(知りたい)

 実家を後にしたユウが立ち寄った場所
くるくる回る遊具は見当たらず、建物も新しくなっていましたが当時の面影は残っています。


途中、蔵造りの街並みを歩いていると見覚えのある車が!!
文夫も乗っていた日産のPAO()です可愛いです。
思いがけない場所で実物を見ることができました。

川越の街には今も「東京上空いらっしゃいませ」の面影が残っています。
東京の街も気になりますが公園の噴水が地下の駐輪場になっていたりと日々変化していて。
一足遅れてしまった感は否めず残念ですが、それでも近いうちに撮影へ行く予定です。